絶体絶命の危機
雲楚は婚礼当日、夫の洛君則が急病に倒れたため、宗門の禁断の地に眠る秘宝「心蓮」を盗み出そうと決意する。しかし、これは彼女を陥れようとする夫と姉・雲柔の罠だった。禁地で怨霊に襲われた雲楚は、百年もの間封印されていた魔界の魔尊・重離と運命的な出会いを果たす。二人は知らず知らずのうちに「生死の契り」を結んでしまい、運命を共有することになる。凌雲宗に戻った雲楚は、宗門の審問にかけられ、最も信頼していた夫の裏切りと、全てが計算された罠だったという衝撃の事実を知る。絶体絶命の危機に陥ったその時、魔尊・重離が現れる。重離は雲楚を救うことができるのか?