これは、愛ではなく、権勢を賭けた姉妹の戦いである。
前世、王妃として無念の死を遂げた姉・沈茗萱。貧しい書生の妻ながら、やがて権力の頂点に立った妹・沈晚棠。二人は生まれ変わった。
姉は妹の「幸運」を知っていると、前世の妹の夫となる書生を自ら選んで強引に嫁ぐ。
しかし、待ち受ける現実は地獄の日々だった。
一方、寧王邸に嫁ぐことになった妹・晚棠は、温かい舅姑に迎えられるが、世継ぎ・蕭清淵は心を閉ざし、側近の奸婦に心を奪われ、晚棠に冷たい敵意をむき出しにする。
しかし、晚棠の目的は、愛などではなかった。 やがて真実を知った世子が悔悟し愛を乞うても、彼女の答えは冷ややかだ。
「私が欲しいのは、貴方の心などではない」
愛か、権勢か。自ら選んだ運命が、狂おしいまでに交差する。
全話一覧全69話

第 1 話-転生の始まり
前世で無念の死を遂げた沈茗萱は、妹・沈晚棠の幸運を知り、自ら書生と結婚するが地獄の日々を送る。一方、寧王家に嫁いだ晚棠は冷たい夫と敵意むき出しの側近に囲まれるが、彼女の目的は愛ではなく権勢だった。死の直前、茗萱は転生し、嫁ぐ前の時代に戻る。転生した茗萱は、今度こそ妹の幸運を奪い、権勢を手に入れることができるのか?

第 2 話-運命の選択
転生した姉・沈茗萱は、妹・沈晩棠の前世の夫となる貧しい書生・廖有赫に自ら嫁ぐことを決意する。一方、妹・晩棠は寧王家に嫁ぐことになるが、世継ぎ・蕭清淵の冷たい態度に直面する。二人の運命が交錯する中、姉は妹の未来を変えようと躍起になる。姉の策略は果たして成功するのか?

第 3 話-運命の選択
沈晩棠は寧王邸に嫁ぐことが決まり、父から形見の腕輪と硯を贈られる。一方、姉の沈茗萱は晩棠の幸せを阻むため、顔を傷つけようと画策する。寧王妃は晩棠を気に入り、結納品を倍にするよう指示する。晩棠は寧王邸でどんな運命を迎えるのでしょうか?

第 4 話-縁談の行方
姉・沈茗萱は妹・沈晩棠の幸運を奪うため、自ら廖有赫に嫁ぐが、地獄の日々が待ち受ける。一方、寧王邸に嫁ぐ晩棠は、冷たい敵意を向ける世子・蕭清淵と対峙する。寧王邸から届いた百八台の結納品は、晩棠の運命をどう変えるのか?

第 5 話-運命の逆転
前世で冷たく扱われた寧王家が、今世では妹・沈晩棠を上等な原石として迎え入れる。一方、姉・沈茗萱は嫉妬と怒りに駆られ、妹の幸運を阻もうとする。姉の妨害を乗り越え、晩棠は寧王家でどのように権勢を築いていくのか?

第 6 話-運命の選択
沈晩棠が寧王家に嫁ぐことになり、家族は彼女が王家の習慣に従うよう強要するが、晩棠は自分の意志を貫こうとする。父の出世と家族の名誉のために従うべきか、それとも自分の信念を貫くべきか、彼女の苦悩が描かれる。晩棠は寧王家の習慣に従うのか、それとも自分の道を選ぶのか?

第 7 話-運命の逆転
前世の因縁が絡む姉妹の運命が交錯する中、妹・沈晚棠は寧王邸の世継ぎ・蕭清淵に迎えられ、一方で姉・沈茗萱は廖家からの冷たい仕打ちに直面する。姉妹の選択がそれぞれの未来を大きく変える転換点となる。姉・沈茗萱は廖家からの冷たい仕打ちにどう立ち向かうのか?

第 8 話-姉妹の運命の分かれ道
前世の因縁を背負った姉妹が、それぞれの嫁ぎ先で異なる運命を歩み始める。姉・沈茗萱は貧しい書生の家に嫁ぐが、現実は地獄の日々。一方、妹・沈晩棠は寧王邸に嫁ぐが、世子・蕭清淵の冷たい敵意に直面する。姉妹の運命はどうなるのか?

第 9 話-冷たい婚礼
前世の因縁を背負った姉妹の運命が交錯する中、妹・沈晚棠は寧王邸に嫁ぐが、世子・蕭清淵から冷たい仕打ちを受ける。婚礼の夜、世子は花嫁を一人残して去り、晚棠は悲しむどころか、権勢を求める冷静な態度を見せる。世子が晚棠の真の目的を知った時、彼の態度はどう変わるでしょうか?

第 10 話-母上の贈り物と世子の誤解
晚棠は寧王邸で温かく迎えられ、母上から貴重な腕輪を贈られるが、世子・蕭清淵は彼女の行動を疑い、冷たい敵意を向ける。晚棠は世子の誤解を解くことができるのか?

第 11 話-冷たい世子と未来の寧王妃
世子・蕭清淵は側近の楚煙洛に心を奪われ、未来の寧王妃・沈晩棠に冷たい敵意をむき出す。しかし、晩棠は世子の冷淡な態度にも動じず、自らの立場を強く主張する。一方、寧王夫妻は晩棠を正妻として迎え入れ、世子の態度を強く非難する。世子はなぜ楚煙洛にそれほど執着するのか?

第 12 話-愛と権勢の狭間で
蕭清淵は楚煙洛への愛を貫き、母の反対を押し切って彼女を守ろうとするが、母は沈晩棠との結婚を強要する。一方、晩棠は清淵の心が煙洛にあることを理解しつつ、自身の目的のために冷静に行動する。愛と権勢の板挟みになった清淵の苦悩と、晩棠の計算された行動が交錯する。清淵は煙洛を守るために晩棠と偽りの結婚を選ぶのか?

第 13 話-償いと誓い
世子は煙洛への誓いを固め、他の女性とは子を残さないと宣言する。一方、沈晩棠は金銀俗物を好むと見せかけ、煙洛の存在を利用して自身の立場を強化しようとする。二人の思惑が交錯する中、煙洛を巡る複雑な関係が浮き彫りになる。煙洛を巡る世子と沈晩棠の駆け引きは、どのような結末を迎えるのでしょうか?

第 14 話-嫁ぎ先の苦悩と権勢の駆け引き
姉・沈茗萱は夫・有赫との夫婦生活を阻まれる姑の理不尽な要求に苦しみ、一方妹・沈晩棠は寧王邸での冷たい待遇にも関わらず、権勢を求める意志を固める。二人の運命は愛ではなく権勢を巡って交錯していく。姉妹の権勢を巡る戦いはどのような展開を見せるのでしょうか?

第 15 話-庶女の覚醒
庶女として軽んじられていた晚棠が、寧王家の嫁としての立場を主張し始める。世子の前で沈家の卑劣な対応を暴露し、自らの尊厳を取り戻す決意を示す。晚棠はこれからどうやって寧王家での立場を確立していくのでしょうか?

第 16 話-帰省の不吉な騒動
寧王の世継ぎ・蕭清淵が沈家の新婦・晩棠の帰省に付き添うが、沈家の対応が冷たく、さらに使用人の無礼な行動が騒動を引き起こす。世子と沈家の確執はさらに深まるのか?

第 17 話-世子の突然の訪問
前世とは違う行動をとる世子・蕭清淵が沈家を突然訪れ、沈家の人々は驚きと混乱に陥る。特に姉の茗萱は、前世では冷たかった世子が妹・晩棠に対して積極的に関わる様子に戸惑いを隠せない。一方、沈家の対応のまずさも露呈し、世子との間に緊張が生まれる。世子の真の目的は何なのか?そして、茗萱の運命はどうなる?

第 18 話-嫁ぎ先での冷たい現実
晩棠が寧王邸に嫁いだ後、夫の蕭清淵から冷たい扱いを受け、舅姑の温かい歓迎とは対照的な状況が描かれる。蕭清淵は心を閉ざし、側近の奸婦に心を奪われ、晩棠に対して敵意をむき出しにする。一方、晩棠の目的は愛ではなく権勢にあることが暗示される。晩棠はどのようにして権勢を手に入れるのか?

第 19 話-冷たい態度の裏にある優しさ
沈晩棠が寧王邸に到着したが、世継ぎ・蕭清淵は冷たい態度をとる。しかし、晩棠が邸に誰も出迎えなかったことに怒り、連れ帰ってくれたことで、母上は晩棠の優しさに気付く。母上は晩棠を労わり、外出や買い物を許可する。晩棠は寧王邸でどのように権勢を築いていくのか?

第 20 話-運命の狂おしい交錯
寧王府では、お世継ぎ・蕭清淵が出家していた楚煙洛を強引に連れ戻し、彼女が妊娠していることが発覚。蕭清淵は彼女を救うため、父との激しい対立に直面する。一方、未来の寧王妃・晚棠は権力への野望を隠さず、金銀財宝に目を向ける。蕭清淵は楚煙洛を救えるのか?そして、晚棠の野望はどこに向かうのか?